Cedep 発達保育実践政策学センター

電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS) 2017年3月研究会のご報告

電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS) 2017年3月研究会にて発表しましたので、ご報告いたします。

日時・会場・テーマ

日時:2017年3月16日(木)13:05~13:30

会場:東北大学 片平キャンパス

テーマ

「保育・幼児教育施設における保護者との情報共有と利用ツール~ ICTツールの利用状況 ~」

高橋翠・淀川裕美・野澤祥子・関智弘・村上祐介・遠藤利彦 ・秋田喜代美

発表要旨

保育・幼児教育施設と保護者との間の情報共有は日々の保育の質の保障と向上の点だけでなく,危機管理の点でも重要であると考えられる.しかしその一方で,情報共有のための種々の業務に対する保育者の負担が大きいことも指摘されている.近年,保護者との情報共有以外の文脈で,保育者の労働負担軽減のためにICTツール(Information and Communications Technology:情報通信技術)の導入が図られている.そこで本研究では,全国の認可保育所・幼稚園・認定こども園・小規模保育所・認可外保育施設を対象に保護者との情報共有におけるICTツールの利用状況を把握することで,今後のICTツールの導入と保育者の負担軽減に向けた示唆を得ることとした.その結果,ICTツール(ウェブサイト,SNS・アプリ,メール・ML)は保護者との情報共有(保育・経営理念や日々の様子の伝達,通常の事務連絡,非常時の事務連絡)においてあまり活用されていないことがわかった。

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