Cedep 発達保育実践政策学センター

保育のパターン・ランゲージ・プロジェクト

このプロジェクトについて

当センターでは、2017年より、慶應義塾大学の井庭崇氏の研究室との共同で、保育分野におけるパターン・ランゲージ開発に取り組んでいます。

その第一弾として、保育分野で初めてのパターン・ランゲージとして、ミドルリーダーの保育者の実践知を言葉にした『園づくりのことば–保育をつなぐミドルリーダーの秘訣–』(2019年,丸善出版)を創りました。

パターン・ランゲージって何?

パターン・ランゲージについて、慶應義塾大学の井庭崇氏は次のように説明しています。

「パターン・ランゲージとは、ある領域において良い質を生む設計(デザイン)・やり方 に潜む『型(パターン)』を抽出して概念・言葉にし、体系化して、共通言語(ランゲージ)として用いることができるようにまとめたもの」

ひとことで言うと、質の高い成果を繰り返し生み出していくための実践の共通言語です。

パターン・ランゲージとは、もともと建築分野でアレクザンダーによって考案されたものです。現在では、応用分野が広がり、わが国では、慶應義塾大学井庭崇研究室を中心に人間活動に関わる様々な領域のパターン・ランゲージが生み出され、様々な実践の振り返りや実践知の共有に活用されてきています。

『園づくりのことば』制作の様子(画像は、慶應義塾大学 井庭研究室のみなさんとCedepメンバー)

新着情報

2020年12月 株式会社さくらさくみらい 様とのコラボ

この度、本プロジェクトにおいて、株式会社さくらさくみらい 様と共に、パターン・ランゲージの考え方や手法を取り入れた保育実践に活かせる新たなコンテンツを開発するプロジェクトを開始しました。詳しくは、以下のリンクからさくらみらい様のWebサイトをご覧ください。

https://www.sakura-39.jp/news-detail.php?ID=136

掲載論文・学会発表

※リンク先から資料を閲覧・ダウンロードできます

2021年

2021年12月18日(土)~19日(日)
日本乳幼児教育学会第31回大会

保育における子どもの様々な姿をどう見取るか? ―パターン・ランゲージ作成過程における本質観取から―

2019年

天野美和子、野澤祥子、宮田まり子、秋田喜代美

『ミドルリーダー・パターン』を用いた主任保育者研修の検討

東京大学大学院教育学研究科紀要.第59巻449-465.(2020/3月発行)
論文·学会発表のページで論文をよむ

2019年5月4日(土)~5日(日)
日本保育学会第72回大会 口頭発表

野澤祥子、天野美和子、宮田まり子、秋田喜代美

ミドルリーダー・パターンを用いた主任研修の検討(1)-理論的検討-

天野美和子、秋田喜代美

ミドルリーダー・パターンを用いた主任研修の検討(2)-活用と実践-

2018年

野澤祥子、淀川裕美、佐川早季子、天野美和子、宮田まり子、秋田喜代美

保育におけるミドルリーダーの役割に関する研究と展望

東京大学大学院教育学研究科紀要,第58巻387-416.(2019/3月発行)
論文·学会発表のページで論文をよむ

2018年12月8日(土)~9日(日)
日本乳幼児教育学会第28回大会 口頭発表

天野美和子、野澤祥子、宮田まり子、井庭崇、秋田喜代美

園におけるミドルリーダーのためのパターン・ランゲージ

2018年5月12日(土)~13日(日)
日本保育学会第71回大会 口頭発表

野澤祥子、宮田まり子、天野美和子

“パターン・ランゲージ”による主任保育者の実践知の可視化と共有化 (1)–”パターン・ランゲージ”アプローチの意義の検討―

天野美和子、野澤祥子、秋田喜代美

“パターン・ランゲージ”による主任保育者の実践知の可視化と共有化 (2)–園における主任保育者の役割とは?–

2017年

野澤祥子、井庭崇、天野美和子、若林陽子、宮田まり子、秋田喜代美

保育者の実践知を可視化・共有化する方法としての〝パターン・ランゲージ〟の可能性

東京大学大学院教育学研究科紀要,第57巻419-449.(2018/3月発行)
論文·学会発表のページで論文をよむ

2017年11月11日(土)~12日(日)
日本乳幼児教育学会第27回大会 口頭発表

天野美和子、野澤祥子、宮田まり子、秋田喜代美

主任保育者のリーダシップに関する経験知の検討 (1)–グループインタビュにおける語りの分析–

野澤祥子、天野美和子、宮田まり子、秋田喜代美

主任保育者のリーダーシップに関する経験知の検討(2)–リーダーシップスケールとの関連の分析–

雑誌取材

2019年

『保育ナビ』2019年1月号の特集

「パターン・ランゲージを知っていますか?」

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