Cedep 発達保育実践政策学センター

国際招待講演「養育・保育の質と発達の道筋~環境からの影響の受けやすさ(被影響性)と初期環境の重要性~」

日時
2019年5月13日 (月) 18:30〜20:30
場所
情報学環・福武ホール(東京大学本郷キャンパス)
主催
発達保育実践政策学センター
お申し込み
事前申し込み制 先着 200名 参加費無料
言語
英語 日本語通訳あり

講師プロフィール

J. Belsky博士は子どもの発達や家族研究で世界的に著名で、米国の国立子ども人間発達研究所(NICHD)で実施された発達初期の保育と子どもの発達に関する長期縦断研究(SECCYD)や英国で実施された、シュア・スタートプログラム(Sure Start)の評価に携わってこられました。博士は2002年から科学情報研究所(ISI)における高頻度引用論文著者であり、長年にわたり当該領域の最前線で活躍されています。

講演概要

国際招待講演「養育・保育の質と発達の道筋~環境からの影響の受けやすさ(被影響性)と初期環境の重要性~」

人々の発達の軌跡を長期的に追跡した縦断的研究を通じて、特に環境の影響を受けやすい人々がいる可能性が明らかにされてきました。こうした発達環境からの影響の受けやすさは「被影響性(Succeptibility)」 という概念で表され、博士は被影響性の高い人は、恵まれた環境に置かれた場合には他の人に比べてポジティブな影響を受けやすく、その反対に望ましくない環境に置かれた場合にはネガティブな影響を受けやすい可能性を指摘しています。
本講演では環境からの被影響性の概念や胎児期も含めた初期の発達環境と被影響性との関連性、ならびに被影響性の高い個 の発達に環境が与える影響について、博士の理論とそれを支持する最近の研究成果をご報告いただき、初期環境である養育・保育の質の重要性について考えていきたいと 思います。

資料

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