Cedep 発達保育実践政策学センター

【論文掲載】"保護者の養育スタイルを測定する尺度に関する論文"が国際学術誌のScientific Reports誌に掲載

Cedepの大久保圭介特任助教らが、Cedep×Benesse教育総合研究所「乳幼児の生活と育ち」研究プロジェクトの中で開発した、保護者の養育スタイルを測定する尺度に関する論文が、国際学術誌のScientific Reports誌に採択され、掲載されました。

Okubo, K., Tang, Y., Lee, J., Endo, T., & Nozawa, S.

Development of the Japanese Parenting Style Scale and examination of its validity and reliability.

Scientific Reports 12, 18099 (2022).

本研究では、幼児を持つ保護者の養育スタイルの4側面(warmth, hostility, permissiveness, harsh control)を測定する尺度を、項目から作成し、因子構造や他の尺度との相関を検討したものです。

本研究で作成した尺度は以下のような特徴があります。

  • 養育スタイルの分類に関する2つのメタ分析(Kawabata et al., 2011; Hurley et al., 2014)に基づいて項目を作成しており、下位尺度も先行研究との整合性が高いものになっています。
  • 日本人かつ子育ての経験がある研究者によって項目の作成・確認が行われたため、翻訳版の尺度で生じる項目の不適合感はなく、比較的読んで理解しやすい項目になっています。
  • 代表的な4つの下位尺度を測定することができる尺度としては、項目数が少ないため(28項目)、回答者の負担も小さいです。
  • 就学前の幼児を持つ保護者に限定しています。そのため、乳児や小学生以上の子どもを持つ保護者への使用は適していない恐れがあります。

本論文は,オープンアクセスです。適切な引用をもって、どなたでもこの尺度を使用可能です(項目リストは論文掲載ページのSupplementary Informationよりダウンロード可能です)。なお、今後この尺度について、追加の妥当性・信頼性の検討も行う予定です。追ってご報告致します。

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