HoiQ(ほいきゅー)は、保育を振り返り、ともに考えるための〈視点〉を見つけ、保育者のみなさんご自身の省察、対話や園内研修を支援するシステムです。
HoiQ で大切にしていること
保育の質とは、子どもが心身ともに満たされ、豊かに生きていくことを支える環境や経験を指します。
園における保育の質について見てみると「構造の質」「プロセスの質」「実施運営の質」と呼ばれる側面があります。
この中で、HoiQでは特に「プロセスの質」つまり日々の環境構成やかかわりに注目して保育を振り返り、語り合うということについて考えています。
子どもの育ち
構造の質
物的・人的環境の全体的な構造(面積、人数比、クラスサイズ、労働環境等)
プロセスの質
保育者と子ども、子ども同士、保育者同士のかかわり(安心感や教育的意図を含む関係性)
日々の環境構成・かかわり
実施運営の質
現場のニーズへの対応、効果的なチーム形成のための運営(計画、記録、振り返り等)
OECD(2006)「Starting Strong Ⅱ」より
一方で、保育の営みは各園で大切にしている価値にもとづく多様なものです。
それぞれの園の保育がより豊かになっていくためには自分たちで保育を意味づけることが大切だと言われています。
そこで、HoiQは、子どもについて、保育について「ひとつの正解」をめざすのではなく自分たちで見つけた問い(Q)を通していろいろな見方や考え方を出し合って「自分たちの」保育をつくっていくお手伝いをすることができたらと思っています。


