協力依頼された小学校の方向けのページです。
Q&A
調査全体について
Q:「小学校調査2025」とはなんですか?
A:
「小学校調査2025」は、調査対象児のお子さんが在籍する小学校の校長等および在籍するクラスの小学1年生担任教師を対象としたアンケート調査です。アンケートでは、小学校の学校全体や学級に関してお尋ねします。
「小学校調査2025」は、「幼児教育に関する大規模縦断調査」事業(以下、縦断調査事業)の一環で実施いたします。本事業は、日本の社会・文化や制度を踏まえた大規模縦断調査研究として全国の5歳児をまずは5年間(小学4年生まで)追跡し、日本の幼児教育・保育および幼保小接続期の教育のどのような特徴が子どもの発達、小学校以降の学習や生活にどう影響を与えるのかについて明らかにすることを目的としています。アンケートの対象は、調査対象児の保護者、通っている園の園長等、担任保育者、進学先の小学校の校長等、学級担任教員です。
Q:小学校調査2025のお知らせが届きましたが、具体的に何をすればよいのですか?
A:
2024年度に小学校にお送りするお知らせは、「次年度に調査協力をお願いする可能性があること」の通知です。2024年度に関しては、小学校に対して本調査に関する回答や書類の提出を求めることはございません。
校長等アンケート、担任用紙教師アンケート調査時期(いずれも2025年12月~)が近づきましたら改めて回答案内をお送りする可能性がありますので、アンケート回答期間にwebでご回答をお願いいたします。
Q:今年度(2025年度)協力したら、来年度(2026年度)も協力しなければなりませんか?
A:はい。調査対象児が在籍する学校には、継続してのご協力をお願い申し上げます。調査対象児が10歳(4年生)になる年度まで継続してご回答いただくことで、これまで本邦で明らかになっていなかった幼児教育・保育や学校教育の影響を知るための大変貴重なデータになります。
Q:調査対象児が転出した場合はどうなりますか?
A:
年度ごとに保護者に転出入の有無と調査協力の同意をとります。同意が得られた場合のみ、調査対象児の在籍校に在籍確認を行います(秋頃)。転出や調査協力の同意が得られないことにより、在籍確認の段階で貴校に調査対象児が1人も在籍しなかった場合には、その年度は貴校の学校長および学級担任教員へのアンケートの回答依頼はいたしません。
しかし、それ以降の年度に、他の調査対象児の転入や調査協力への同意が再び得られたことにより、再び貴校に調査対象児が在籍するようになった場合には、その年度から学校長および学級担任教員へのアンケートの回答依頼を再開いたします。
なお、本調査への参加は任意です。参加しないこと、および、途中で参加を中断することによって、貴校が不利益を被ることはありません。
Q:なぜ本校に調査のお知らせが届いたのですか?
A:本縦断調査事業の調査対象児が進学を予定しているためです。本縦断調査事業は2024年度、調査対象児が5歳児の段階で保護者および幼児教育・保育施設を対象とした調査として開始され、2025年度からは調査対象児の保護者および在籍する小学校に追跡調査を行う設計となっております。そのため、2024年度本調査にご協力くださった調査対象児の保護者様からご提供いただいた進学先の情報に基づき、各学校へご協力のお願いをさせていただいております。ただし、調査のお知らせをお送りしたのは、2024年度夏時点での2025年度進学予定小学校ですので、2025年度に実際に入学する小学校とは異なる可能性もございます。あくまで2024年度夏時点で調査対象候補となっているとご理解いただければと思います。実際の進学状況によっては、貴校が調査対象とならず、アンケートへの回答を依頼しない可能性もございます。
Q:調査に協力するメリットはありますか?
A:
本調査にご協力いただき得られたデータは、より良い幼保小接続の実践や学校教育政策に対する貴重な資料となります。
また、ささやかではございますが、ご協力・ご回答いただきました各学校には、校内研修等でご活用いただける東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(以下、東京大学CEDEP)開発の動画資料を限定公開させていただく予定です。
調査内容・方法について
Q:調査では何を聞かれるのですか?
A:担任の先生には、児童との関わりなど学級での教育実践、その実践に影響していそうな業務負担感などをお尋ねします。校長先生には、教員の実践を支えているであろう職員の人数配置など学校の基礎情報や、幼保小接続の取り組みについてお尋ねします。いずれの場合も学校や学級全体についてご回答いただくものであり、調査対象児を個別に評価したり、先生方のご回答が評価されたりすることはありません。
Q:調査対象児が特別支援学級または通級指導教室に在籍している場合も調査対象に含まれますか?
A:はい、含まれます。調査対象児が特別支援学級に在籍している場合は特別支援学級の担任の先生にご回答をお願いし、通級指導教室に通っている場合は、通常学級の担任の先生にご回答をお願いします。
Q:学級に調査対象児が複数在籍する場合、人数分複数回の回答が必要ですか?
A:いいえ。学級に調査対象児が複数在籍する場合でも、調査対象児に対する個別評価は含まれないため、ご回答は一回で結構です。調査対象児の人数によって、学級担任教員にご回答いただくアンケートの項目数が変わることはありません。
Q:校長アンケートは、校長以外の職員(副校長・教頭など)が回答してもよいですか?
A:はい。アンケートにご回答いただくのは、校長先生でなくても、学校全体の運営を担当する立場の方であれば問題ございません。
Q:webでの回答が難しいのですが、紙の質問票はありますか?
A:恐れ入りますが、アンケートはweb回答のみを予定しております。事前にアンケート項目全体をご覧になりたい場合は、12月に回答案内と一緒に質問項目一覧を紙媒体で同封いたしますので、そちらをご参照ください。
情報の保護・公開について
Q:回答内容が、調査対象児童やその保護者に知られることはありますか?
A:一切ございません。ご回答いただいた内容が、調査対象児童、その保護者、また、ご所属校の校長等の個人に提供されることはありません。また、解析結果は、調査報告書にまとめ、文部科学省および東京大学CEDEPのHPで公開されるほか、学会やシンポジウムで発表する可能性がありますが、個人が特定されうる形で回答データを公開することはございません。
Q:調査の結果は、誰にどのように報告されるのですか?
A:本調査は、文部科学省から委託を受け、東京大学CEDEPが実施する調査です。文部科学省には、調査解析終了後に、全体の調査報告書と合わせて、各市区町村の集計結果をフィードバックし、国の施策・立案に活用いただく予定です。
また、学校が所在する基礎自治体(市区町村)には、事前に調査について説明し、調査協力の同意を得て実施しております。自治体には、調査解析終了後に、全体の調査報告書と合わせて、自身の自治体の集計結果(個別の園についてではなく市区町村内の集計)をフィードバックし、自治体の施策・立案に活用いただく予定です。ただし、自治体内の回答者数が非常に少ない場合は、他の自治体と合算した集計を自治体にフィードバックするなど、回答した学校や個人が特定されないように配慮いたします。
加えて、調査および分析終了後には、文部科学省および東京大学CEDEPより、調査結果を一般の方にもご覧いただける形で公表する予定です。いずれの場合においても、数値データの形で集計・解析され、解析結果の公表においては学校や個人が特定されないようにいたします。
Q:個人情報は守られますか?
A:はい。学校や個人が特定される情報は、本調査期間中(2029年3月末まで)は東京大学CEDEPが責任をもって保管します。本調査の目的以外には使用いたしません。本調査期間終了後は、文部科学省が少なくとも10年間保管します。追跡調査の目的以外には使用いたしません。分析およびオープンアクセス化においては、学校名を仮名加工した二次資料を使用いたします。
※東京大学のプライバシーポリシーについてはこちらをご参照ください:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/general/privacy_policy.html
保護者アンケートについて
Q:保護者アンケートはどのように集めるのですか?学校から保護者に連絡する必要はありますか?
A:保護者様へのアンケート回答依頼は調査実施主体である東京大学CEDEPが行います。2024年度の調査にご協力くださった保護者様が2025年度以降も対象となりますため、保護者様にご提供いただきましたメールアドレス、電話番号(SMS)、住所等へ直接回答依頼をお送りさせていただきます。学校および先生方に、調査対象児の保護者様へ回答依頼や回収をお願いすることはございません。
Q:アンケートの内容について、保護者から質問を受けた場合はどうすればよいですか?
A:東京大学CEDEPの調査ページ(https://www.cedep.p.u-tokyo.ac.jp/contact_mext-2023/)内のお問い合わせフォームをご案内いただけますと幸いです。
Q:保護者の回答内容を知ることはできますか?
A:調査解析終了後に、全体の調査報告書を進呈させていただきます。大変申し訳ございませんが、個人情報保護の観点から、保護者個人の回答内容、および学校ごとの集計結果についてはお伝えできません。