Cedep 発達保育実践政策学センター

2020年度終了

子どもの読書環境と公立図書館の役割に関する調査

調査の目的

公立図書館・公民館図書室は乳幼児期からの子どもの読書環境を支える重要な役割を果たしています。その一方で、特に乳幼児期の子どもの読書活動の推進や、子どもの教育・保育に関わる施設や諸団体とのかかわりの実態については、これまで網羅的な調査はほとんど実施されておりませんでした。また、本年度(2020 年度)は新型コロナウイルスの影響により図書館の利用方法等が変更になり、子どもや保護者の本・絵本へのアクセシビリティが変化していることも考えられます。

そこで本調査では、昨年度(2019 年度)ならびにコロナ禍における本年度(2020 年度)の、子どもの読書環境を支える公立図書館・公民館図書室の役割と取り組みの実態を明らかにする目的で、①貴館の基本的情報(特に、子どもや保護者のアクセシビリティや昨年度の読書推進活動)、②教育・保育関連施設や諸団体とのかかわり、③コロナ禍における図書館の利用状況の3点に関する質問を設けました。

本調査で得られた結果を、次のために活用してまいります:①公立図書館・公民館図書室、教育・保育関連施設、子どもの読書推進活動関係者への情報提供、②関連省庁、自治体への情報提供・政策提言(先端的な取り組みの周知、予算・人材の確保、研修システムの整備等に関する提言)

調査の対象

全国の公立図書館・図書室(分館や資料館を含む)を対象に、館と教育・保育関連施設等との連携、子どもの読書推進活動、館内の子ども向けサービスについて詳しい方。
※設問ごとに回答される方が異なっていても構いません。

調査実施期間

2020年10月~11月

調査方法

郵送・インターネット調査

【送付物一覧】

  • 調査表書き(依頼状)
  • 公立図書館調査調査票
  • Cedepのパンフレット
  • 共同研究概要
  • 調査返送用封筒


調査実施者

東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)

調査担当者:高橋翠 同センター特任助教
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
E-mail:midorit[@]p.u-tokyo.ac.jp ※[@]を@にかえてご利用ください。

その他

※本調査は、本センターと株式会社ポプラ社との共同研究「本・絵本と子どもの発達」の一環として実施しました。

調査の結果

収集したデータは平均値や最頻値などの基本統計量として公表いたします。

2021年3月31日までに、調査で得られた結果概要(基礎統計データ速報値)を、東京大学Cedep のウェブサイト(https://www.cedep.p.u-tokyo.ac.jp)上でご報告いたします。

2020 年12 月4 日に開催されるシンポジウムでも、結果の一部(速報値)を発表いたします。

個票データは、事前に公開可能範囲や掲載条件についてご相談の上、関係者からの了承・許諾を得てから公表します。

調査結果速報 2020/12/4 共催シンポジウム「デジタル時代における絵本・本の価値を探る ~子どもたちの豊かな読書環境の実現を目指して~」

調査結果 2021/8/28 共催セミナー「デジタル時代の子どもと絵本・本」シリーズ第2回 乳幼児の絵本体験を問う:乳幼児はどのように絵本を体験しているか?

調査結果 2022/2/28 共同研究シンポジウム「豊かな絵本·本·メディア環境の実現に向けて〜『子どもと絵本·本に関する研究』のこれまでの成果から」

関連プロジェクト

Cedep×ポプラ社共同研究「子どもと絵本・本に関する研究」プロジェクト

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