CEDEP×フレーベル館 共同研究
「集団共同型子育て再生プロジェクト」
ヒトの子どもは、成長発達に長い時間を要し、子ども期が生物の中で最も長いのではないかと言われています。その間、親だけではない様々な人たちが子育てにかかわります。祖父母や親せきといった血縁の人たちだけではなく、血のつながりのない人たちもかかわるという「集団共同型子育て」が、元来、人間の子育ての特徴であることが指摘されています。しかし、現代の日本では、少子化等によって、親の子育てが孤立化している傾向が様々な調査で示されています。
こうした背景を踏まえ、本プロジェクトは、園を核にした「集団共同型子育て」のかたちを実証的に検討し、実践の一つのモデルを提示します。さらに、現代版「集団共同型子育て社会」の構築を目指した議論を推進していきたいと思います。
はじまり
2024年6月
株式会社フレーベル館(本社:東京都文京区、代表取締役社長:吉川 隆樹、以下フレーベル館)と東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センター(所在:東京都文京区、センター長:遠藤利彦、以下東京大学CEDEP)は、共同研究契約を2024年6月に締結しました。
活 動
2024
卒園児による夏休みの保育ボランティアを実施し、保育者、保護者、子どもへのインタビューから、そのプロセスや成果を検討しました。日本保育学会第78回大会(2025年5月10日・11日)でポスター発表を行う予定です。
発 表
2025
柳瀬 瑞穂, 石山 幸恵, 廣戸 健悟, 山口 舞
園と卒園児家庭が関わりを持ち続けることの意義と可能性ー集団共同型子育て再生プロジェクト(1)職員インタビューからー
日本保育学会第78回大会(ポスター発表・講演番号P-A-2-003)
日本保育学会第78回大会(ポスター発表・講演番号P-A-2-003)
廣戸 健悟, 野澤 祥子, 山口 舞, 石山 幸恵, 柳瀬 瑞穂
”ナナメ”の関係からみる園での小学生ボランティアー集団共同型子育て再生プロジェクト(2)小学生インタビューからー
日本保育学会第78回大会(ポスター発表・講演番号P-A-2-004)