Cedep 発達保育実践政策学センター

CEDEP×凸版印刷 共同研究

CEDEP×凸版印刷共同研究「幼児期の非認知能力の育ちを支えるプロジェクト」

本センターでは、2018年から凸版印刷株式会社との共同研究で、幼児期の非認知能力の育ちを支えるプログラム開発研究をしています。

近年、関心を集めている非認知能力。それは、読み・書き・計算など知能テストで測定してきた能力以外の、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などを指します。

子どもの健全な育ちを予測するこれら非認知能力の育ちを支えるべく、子どもの「みて!」「きいて!」といった自発的な発信を記録するタブレット用アプリの開発、それを保育の見とりに活用する方法についての実証実験、その他さまざまな調査に取り組んでいます。

新着情報

プロジェクト開発アプリ(あのねぽすと)を使った子どもの記録事例集|冊子のクリックでデジタルブックが開きます

子どもの非認知能力の育ちを支えるために、プロジェクトでは、子どもの発信を記録し大人の省察を助けるアプリ「あのねぽすと」を開発しました。

そして、アプリを使った子どもの記録と大人の振り返りを事例集にまとめました。

アプリの開発は終了しましたが、子どもの発信を記録し保育を振り返る視点は、様々な機器に応用可能です。園での保育の模索・創造にこの事例集をご活用いただければ幸いです。

コラムのご紹介ーTOPPAN EDUCATION

凸版印刷株式会社の教育事業 TOPPAN EDUCATIONのウェブサイトに、本共同研究についてのコラムが掲載されています。ぜひご覧ください。
2021.07.26 コラム「非認知能力」ってなに?なんで大切なの?どう育てるの? ※外部サイトに移動します。

非認知能力について学べる学習アニメ動画

保育者向けに非認知能力について学べる学習動画を制作しました!

凸版共同研究プロジェクトの一環として、非認知能力について学べる学習アニメ動画(各3分程度)を制作しました。YouTubeトッパン公式チャンネルにて限定公開されていますので、自学や園内研修にご活用いただければ幸いです。

➀【非認知能力について】非認知能力とは①
➁【非認知能力について】非認知能力とは②
➂【非認知能力について】内発的動機づけ
④【非認知能力について】自己効力感
⑤【非認知能力について】セルフコントロール
⑥【非認知能力について】感情知性
⑦【非認知能力について】向社会性

動画ページはこちら

シンポジウム

2022年2月17日 共同研究シンポジウム「架け橋期の非認知能力とICT活用の可能性」

発達保育実践政策センターと凸版印刷株式会社の共同研究「幼児期の非認知能力の育ちを支えるプロジェクト」では、架け橋期(5歳~小学校1年生)の子どもの非認知能力、すなわち、意欲や社会性、自己制御といった“学力以外の”心の育ちに注目し、保育の現場で保育者が子どもの非認知能力の育ちを「見とり・支える」ためのプログラムの開発および効果検証を行ってきました。このシンポジウムでは、本プロジェクトの概要と開発したアプリの実証実験、そして、家庭や園における幼保小接続についての意識や取り組みに関する調査をご紹介します。また、これら研究の知見を手がかりとして、架け橋期の子どもの育ちを取り巻く環境を振り返り、それらをより豊かにするためのICT活用の可能性についても考えを深めていければと思います。

2022年2月17日シンポジウム

2021年2月16日 共同研究シンポジウム「非認知ってなに?なんで大切なの?どう育てるの? ―子育て・保育・教育現場における非認知能力の実際―」

凸版印刷株式会社との共同研究「幼児期の非認知能力の育ちを支える」プロジェクトでは、非認知能力、すなわち、意欲や社会性や自己制御といった“学力以外の”心の育ちに注目し、保育の現場で保育者が子どもの非認知能力の育ちを「見とり・支える」ためのプログラムの開発および効果検証を行っています。このシンポジウムでは、本プロジェクトの概要と、静岡県袋井市における実証実験、そして、家庭や園における非認知能力についての意識や取り組みに関する調査をご紹介しています。

2021年2月16日シンポジウム

調査

各調査の詳細については、調査詳細ボタンから、メニュー「調査」に移動してご覧になれます。

保幼小接続(幼保小接続・幼小接続)についての意識および取り組みに関するwebアンケート調査

2021年度から文部科学省中央教育審議会に「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会」が設置されるなど、保育・幼児教育と小学校との円滑な接続に向けた取り組みが本格化してきています。

小学校への円滑な接続をどのように支えてゆけるのか、広く社会で考え議論していくための根拠となるデータを得るために、凸版印刷株式会社との共同研究の一環として、保育・幼児教育と小学校とのスムーズな接続についての意識および取り組みについて、保育・幼児教育施設の方、および保護者を対象とした調査を実施しました。

調査詳細

乳幼児期の非認知能力についての意識および取り組みに関する調査 [速報]

東京大学 発達保育実践政策学センター(CEDEP)では、凸版印刷株式会社と共同し、幼児の非認知能力を育成する保育実践の研究を行っております。このたび、その一環としまして、1,保護者 2,園/保育者を対象に、乳幼児期の非認知能力についての意識および取り組みに関する調査を行いました。

調査詳細

非認知能力に関するCEDEPの他の他の調査

論文

西田季里・眞田英弥・浜名真以・野澤祥子・遠藤利彦 (2023)

保幼小接続を意識した園・家庭での取り組み 質問紙調査における自由記述回答からの整理

国際幼児教育研究, 30, 1-16

小学校との接続に関する園と家庭での取り組みを、web調査の自由記述回答からボトムアップに整理した論文です。取り組みを11のカテゴリーに分類しているほか、どのようなギャップに対処しどのような連続性を生み出そうとする取り組みかという観点から3つのアプローチ(大人の見方や支援アプローチ、要求される子どもの資質・能力や習慣アプローチ、安心・期待感アプローチ)に整理しています。

研究成果>論文のページから閲覧・ダウンロード


則近千尋・唐 音啓・遠藤利彦

幼児期における非認知能力プログラムの近年の動向

『東京大学大学院教育学研究科紀要』第60巻 2020(2021年3月発行)

研究成果>論文のページから閲覧・ダウンロード


西田季里・久保田(河本)愛子・利根川明子・遠藤利彦

非認知能力に関する研究の動向と課題

『東京大学大学院教育学研究科紀要』第58巻 2018(2019年3月発行)

研究成果>論文のページから閲覧・ダウンロード

発表

2021年9月1~17日
EECERA(European Early Childhood Education Research Association)Annual Conference 2021

The Development of an App for Tablets that Records the Voluntary Reports of Kindergarteners and its Utilization in Kindergartens.

Nishida, K., Maruyama, A., Tonegawa, A., Norichika, C., Tou, O., Tanimura, A., Yamanishi, T., & Endo, T. (2021)
開発アプリ実証実験についてのポスター発表

2021年5月15~16日
日本保育学会第74回大会

「園児の「みて!」「きいて!」を記録するタブレット用アプリの開発と園での活用」(演題番号K-B-5-077)

西田季里・遠藤利彦
開発アプリ実証実験についての口頭発表

2022年5月14~15日
日本保育学会第75回大会

園児の興味を見とり支えるICT 活用の可能性 ― 園児の自発的報告を記録するタブレット用アプリ実証実験 ―(演題番号K-B-8-089)

西田季里・遠藤利彦
開発アプリ実証実験についての口頭発表

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